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社労士を取るまでに、結局いくらかかるのか

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社労士を取るまでに、結局いくらかかるのかの要点をまとめた図

受験手数料は15,000円。登録まで進むと147,000円からです。

社労士(社会保険労務士)は、費用の重心が「合格後」に寄っている資格。受験手数料そのものは、他の国家資格と比べて特別に高くありません。効くのはそのあとです。

合格しただけでは社労士を名乗れません。名簿への登録。そして都道府県会への入会。この2つを済ませて初めて社労士になります。ここに受験手数料の10倍以上が乗ります。

もうひとつ厄介なのが実務経験の要件。労働社会保険諸法令に関する事務の経験が2年に満たない人は、そのままでは登録できません。代わりが事務指定講習。ここで77,000円です。

開いたのは公式ページだけです。全国社会保険労務士会連合会。同連合会試験センター。都道府県会は東京都・大阪府・愛知県・埼玉県・大分県の5会。講座はスタディング・フォーサイト・アガルート・ユーキャン・クレアール・LEC・資格の大原・TACの8社。

金額は2026年8月時点の公式表示だけ。まとめサイトからの孫引きはゼロです。
書いていなかった項目は、末尾に別立てで並べてあります。

この記事でわかること

  1. 受験手数料は15,000円、実施は試験センターの1本で価格差なし
  2. 試験に受かるだけなら15,000円、登録まで進むと147,000〜792,000円
  3. 登録免許税30,000円+登録手数料30,000円は全国一律
  4. 実務経験が2年に満たないなら事務指定講習77,000円が別に要る

社労士の総額は15,000円から792,000円まで

独学で登録まで147,000円、TACと大阪府会の開業なら792,000円です。

総額の行は、当サイトで合算したものです。各社公式の受講料、試験センターの受験手数料、連合会の登録費用、各都道府県会の入会金・年会費。いずれも1回で合格した前提です。金額はすべて2026年8月時点の公式表示にもとづきます。

社労士8ルートの総額一覧

ルート・内訳・総額の表
ルート 内訳 総額
合格まで・完全独学 受験手数料15,000円のみ 15,000円
合格まで・最安の講座つき スタディング ミニマム(ペーパーレス版)44,400円+15,000円 59,400円
登録まで・独学・実務経験2年以上・東京都会 勤務等 15,000円+登録60,000円+入会金30,000円+年会費42,000円 147,000円
登録まで・独学・実務経験2年未満・東京都会 勤務等 上記147,000円+事務指定講習77,000円 224,000円
登録まで・最安の講座つき・東京都会 勤務等 44,400円+15,000円+77,000円+登録60,000円+入会金と年会費72,000円 268,400円
登録まで・中位の講座つき・東京都会 開業 フォーサイト バリューセット2 110,800円+15,000円+77,000円+登録60,000円+入会金と年会費146,000円 408,800円
登録まで・中位の講座つき・大阪府会 開業 110,800円+15,000円+77,000円+登録60,000円+入会金と年会費234,000円 496,800円
登録まで・最高額の講座つき・大阪府会 開業 TAC 1.5年本科生Plus 396,000円+入会金10,000円+15,000円+77,000円+登録60,000円+入会金と年会費234,000円 792,000円

その列で最も高い値最も低い値

下限と上限で50倍以上、でも別のものを比べている

下限と上限の開きは50倍以上。

ただしこの倍率は、「合格すること」と「社労士として登録すること」がまったく違う金額の話だから出ています。同じものを比べてはいません。見るべきは自分の行です。この表のどこに該当するか、それだけですね。

「社労士って15,000円で取れるんでしょ?」

受かるだけなら、そのとおりです。

名乗るなら147,000円から。差は132,000円。内訳は登録免許税と登録手数料、それに都道府県会の入会金と年会費です。試験に受かった日から、費用の話は形を変えます。

差を作っているのは受験手数料ではない

受験手数料がもっと高いのだろう。調べる前は、そう構えていました。

15,000円は誰が払っても15,000円。動くのは別のところです。講座代と、会ごとに3倍近く違う入会金・年会費でした。

同じ構図の資格がもう1つあります。
行政書士も登録免許税30,000円に入会金20万〜25万円が乗ります
取ったあと毎年払う額は年4万〜9万円台でした。

受験手数料は15,000円、実施団体は1つだけ

比較する相手がいない15,000円

社会保険労務士試験は、全国社会保険労務士会連合会試験センターが年1回実施します。試験の概要ページに載っていた受験手数料は「15,000円(払込みに係る手数料は受験申込者負担となります。)」。

実施機関は1つだけ。だから簿記やファイナンシャル・プランニング技能検定のように、「どちらの団体で受けるか」で費用が動く余地はありません。

申込は4月中旬から5月31日、試験日は8月23日

日程も固定です。受験申込期間は、厚生労働大臣の官報公示から5月31日まで。公示は「社会保険労務士試験の実施について」として、毎年4月中旬に出ます。

直近の第58回(令和8年度)はこうでした。申込受付が2026年4月13日から5月31日。試験日が8月23日(日)。合格発表は10月1日(木)。

年1回という事実は、費用にも効きます。不合格なら次は1年後。そのたびに15,000円を払い直します。

分割払いは使えない

申込方法は原則インターネット。当面のあいだ郵送も受け付けると案内されています。インターネット申込みのページには「受験手数料の他、オンライン申込決済手数料が別途必要になります」の一文。

支払い方法は2つ。クレジットカードか、コンビニ・銀行ATM(ペイジー)です。

ただし分割はできません。よくあるご質問に「できません。お支払い回数は1回のみとなります」とありました。

郵送申込みは別の流れです。使うのは受験案内同封の払込用紙。郵便局の窓口に払い込み。あとは簡易書留で送ります。払込手数料と簡易書留の料金。これも別に乗ります。

受験資格の事前確認にお金は払わなくていい

社労士試験は誰でも受けられるわけではありません。受験資格のページには、学歴・実務経験・試験合格の3系統に分かれた区分が並んでいます。

学歴の系統はこうです。大学・短大・高専等の卒業、または大学における62単位以上の修得。修業年限2年以上かつ1700時間以上の専修学校専門課程の修了なども入ります。

実務経験なら、労働社会保険諸法令に基づく法人の役員・従業者としての3年以上など。試験合格の系統は次の3つです。厚生労働大臣が認めた国家試験の合格、司法試験予備試験等の合格、行政書士試験の合格。

申込時には「受験資格証明書」が要ります。区分によって書類が変わります。卒業証明書、実務経験証明書。あるいは合格証明書。

ここで押さえたいのが、試験センターの事前確認です。通常なら申込期間中に審査される内容を、希望者向けに随時受け付ける制度。事前確認のページにそう説明があり、留意事項も並んでいます。

費用に触れているのは1か所だけでした。「FAX送信に係る通信料又は、郵送の場合における切手代は、照会者の自己負担です」。手数料の記載はありません。

回答は平日の電話。通常は書類到着から1週間以内です。「自分に受験資格があるか分からない」という段階で、有料のサービスにお金を払う必要はないですね。

講座代は44,400円から396,000円まで、約9倍

9倍を作っているのは、講義の量と答練の扱い、教材の形態の3つでした。

社労士講座、8社14コースの並び

2026年8月時点で、各社公式の受講料ページから拾いました。並びは安い順。初学者が対象になるコースが中心です。入学金・入会金が別途必要な社。その金額も併記しています。

スクール/コース・受講料・入学金・入会金・税・送料の表記の表
スクール/コース 受講料 入学金・入会金 税・送料の表記
スタディング 社労士合格コース ミニマム(ペーパーレス版) 44,400円 なし 価格ページに税の表記なし
フォーサイト デジタルプラン 59,800円(キャンペーン価格49,800円) なし 税込・送料無料
ユーキャン 社会保険労務士合格指導講座 74,000円(割引対象外は79,000円) なし 税込み・送料当社負担
フォーサイト バリューセット1 78,800円(キャンペーン価格72,800円) なし 税込・送料別
資格の大原 社労士24(Web通信) 79,800円 6,000円 税込
スタディング 社労士合格コース フル(冊子版テキスト付) 89,800円(9月30日まで78,800円) なし 価格ページに税の表記なし
クレアール 一発ストレート合格パーフェクトコース 96,000円(8月割引価格) 公式ページに記載なし 税の表記なし
フォーサイト バリューセット2 110,800円(キャンペーン価格104,800円) なし 税込・送料別
アガルート 入門カリキュラム/ライト 168,000円(税抜)/期間限定10%引きで151,200円(税抜・税込166,320円) なし 税抜・税込を併記
資格の大原 社労士合格コース(Web通信/教室通学) 195,000円/200,000円 6,000円 税込
LEC 合格コース(通信Web・通学とも) 225,000円 なし 税込
TAC 総合本科生 242,000円 10,000円 税込(教材費込み)
LEC 基礎+合格コース(通信Web・通学とも) 245,000円(8月末まで230,000円) なし 税込
TAC 1.5年本科生Plus 396,000円 10,000円 税込(教材費込み)

その列で最も高い値最も低い値

安いほうと高いほうで約9倍。講座の選び方だけで総額が数倍に動く構造は社労士に限りません。ただ、幅は他の資格より広く出ました。

9倍の差を作る3つの理由

1つめは講義の量です。TACの1.5年本科生は、学習期間を1年半に伸ばしたコース。総合本科生Basicは、年金科目を先行学習して2回転させるコースです。

2つめは、答練・模試をどこまで価格に含むか。LECの合格コースは、改正法・横断・白書統計の各攻略講座と実戦答練、公開模擬試験を標準装備しています。

3つめは教材の形態。スタディングのミニマムは、冊子版付き61,800円とペーパーレス版44,400円です。紙を外すだけで17,400円違います。

受講料以外に要るのはTACの10,000円と大原の6,000円

受講料以外の必須費用が明示されていたのは2社だけです。TACと資格の大原。

TACは「0から始まる会員番号をお持ちでない方は、受講料のほかに別途入会金(¥10,000・10%税込)が必要です」。大原はよくある質問に「受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要となります」と書いています。

送料の扱いも分かれました。フォーサイトのバリューセットは「税込・送料別」で、コンビニ払いはさらに手数料220円。ユーキャンは「送料当社負担」。LECは注文金額11,000円以上で発送手数料700円(沖縄県は2,000円)が無料です。

通信と通学で値段が動かない社、動く社

学習形態による価格差は、社によって考え方が分かれます。

LECは合格コースが通信Webでも通学Webフォロー付でも225,000円。基礎+合格コースも、どちらも245,000円で動きません。

TACも横並びでした。2027年合格目標の総合本科生は4形態。教室講座とビデオブース講座。Web通信講座とオンラインライブ通信講座。すべて242,000円です。

いっぽう資格の大原は差をつけています。社労士合格コースは教室通学と映像通学が200,000円、Web通信が195,000円、DVD通信が220,000円。通信のほうが高い行が混じっていますね。

通信か通学かで総額がどれだけ変わるかの答えは、資格やスクールで違います。社労士では「ほとんど変わらない社が多い」が、確認した範囲での結論でした。

割引は併用できない社がほとんど

割引はどこも用意していました。

TACの早割キャンペーン第3弾Finalは8月31日まで。総合本科生Basicが、通常253,000円のところ233,000円です。35歳以下対象のU35割引と他資格合格者割引がいずれも199,000円。受験経験者割引が198,000円、再受講割引が176,000円です。

LECはコース生再受講割引が最大35%、社労士受験生割引と他校社労士受講生割引が最大30%。大原は本試験経験者割引20%、再受講割引30%、50歳以上応援割引10%です。

大原はいずれも併用不可でした。「キャンペーン価格および他の割引制度・特典との併用はできません」と明記しています。アガルートは他校乗換割20%。受験経験者割引は10%。フォーサイトは他社乗り換えとダブルライセンスが、それぞれ最大10,000円引きです。

割引で実際いくら下がるのかは、率か定額かで印象が変わります。率表示なら、元の受講料に掛けて確かめるのが早いです。

教育訓練給付の対象は社ごとに違う

ユーキャンは一般教育訓練給付の対象と明記。フォーサイトはバリューセット1・2・3が対象で、デジタルプランと単科講座は対象外です。

アガルートは入門カリキュラム/フルのコース名に「一般教育訓練給付金対象講座」と付いています。ライトには付いていません。大原は表示で分けていました。社労士合格コースの教室通学とWeb通信、社労士24+直前対策などに「給付金対象あり」の表示。

TACは総合本科生Basicが対象です。ただし注記付き。教室講座・ビデオブース講座は開講月によって、Web通信講座は初回発送日によって対象外になります。

LECは通学の給付制度対象クラスが別商品でした。基礎+合格コースの通信Webには、指定がないと明記されています。

給付金で実際に戻る金額は区分ごとに上限が決まっているので、対象講座かどうかだけで決める話でもないですね。自分が受給要件を満たすかが先です。

8月31日と9月30日で消える価格

表の金額には、期限つきのものが混じっています。

まず8月31日ないし8月末まで。クレアールの8月割引価格と、TACの早割キャンペーン第3弾Final・U35割引・他資格合格者割引。それにLECの基礎+合格コースの早期割引価格(245,000円→230,000円)です。

スタディングのキャンペーン価格は9月30日まで。フォーサイトは各セットにキャンペーン価格が出ています。

LECの合格コースだけ、期限の刻み方が違いました。一般価格225,000円からの早期申込割引が、9月30日まで最大35%。10月末まで最大33%。11月末まで最大30%。段階的に下がっていきます。

9月以降は通常価格に戻る前提で見積もるほうが安全です。特にクレアールは「毎月少しずつ値段があがってしまいます」と自ら書いています。月をまたぐと、同じコースでも金額が変わります。

合格しただけでは社労士を名乗れない

登録には実務経験2年。足りなければ事務指定講習77,000円が要ります。

登録に要るのは実務経験2年

試験に合格しても、それだけでは社労士ではありません。全国社会保険労務士会連合会に備える名簿に登録して、初めて社労士になります。

その登録に実務経験の要件があります。連合会の事務指定講習のページに、社労士法第3条第1項に基づく要件が2つ並んでいました。「労働社会保険諸法令事務について2年以上の実務経験」。または「厚生労働大臣がこれと同等以上の経験を有すると認めるもの」。

この2年が最初の壁です。人事や労務の仕事をしていない人は、そのままでは登録できません。

事務指定講習77,000円の中身

代わりになるのが事務指定講習です。連合会が厚生労働大臣の認定を受けて実施しているもの。修了すれば2年以上の実務経験と同等以上の経験があると認められ、登録を受けられます。受講料は77,000円(税込)と明記されていました。

中身は通信指導課程(4か月)とeラーニング講習の組み合わせ。科目は8つです。労働基準法および労働安全衛生法から、年金裁定請求等の手続まで。

修了証が出るまでの条件は2つ。通信指導の課題提出を期間内に完了すること。そして1科目3時間のeラーニングを終え、効果測定で良好な成績を収めることです。

実務経験が2年以上ある人とそうでない人とで、総額が77,000円ちょうど変わります。

申込は年1回、修了証に有効期限なし

日程は年1回です。第45回(令和7年度)の申込期間は、2025年11月4日から11月25日まで。第46回は2027年2月から。申込受付は2026年11月上旬に始まると告知されています。

8月下旬の試験。10月の合格発表。11月上旬の講習申込。合格した年の秋に、そのまま動く流れですね。

ただし修了証に有効期限はないとされています。よくあるご質問にも「次年度以降の申込みでも問題ございません」とありました。

登録費用60,000円は全国一律、入会金は3倍違う

登録免許税30,000円+登録手数料30,000円

登録そのものにかかるお金は、全国どこでも同じでした。連合会の登録申請ページ(紙申請)に並んでいたのは2つ。登録免許税30,000円と、手数料30,000円です。合計60,000円。

オンライン申請のページにも同じ金額が載っていました。登録免許税は収入印紙、または税務署での現金納付。オンライン申請ならまとめて決済できますが、その場合は別途決済手数料がかかるとの注記がありました。

5会の入会金・年会費一覧

問題はここからです。連合会のページには、この60,000円のほかにかかるものが書かれています。「社労士会への入会金、年会費(各都道府県によって異なる)」。実際に各会の公式ページを開くと、金額は会ごとに違いました。

都道府県会・開業(法人社員を含む)の入会金/年会費・勤務等・その他の入会金/年会費の表
都道府県会 開業(法人社員を含む)の入会金/年会費 勤務等・その他の入会金/年会費
東京都社会保険労務士会 50,000円/96,000円 30,000円/42,000円
大阪府社会保険労務士会 150,000円/84,000円 100,000円/42,000円
愛知県社会保険労務士会 100,000円/84,000円(入会時のみ特別会費30,000円) 80,000円/50,400円(入会時のみ特別会費20,000円)
埼玉県社会保険労務士会 100,000円/120,000円 50,000円/60,000円
大分県社会保険労務士会 60,000円/84,000円 30,000円/42,000円

その列で最も高い値最も低い値

開業の入会金は東京都会50,000円、大阪府会150,000円

開業の入会金は、東京都会の50,000円が最も安い。最も高いのが大阪府会の150,000円です。3倍の差。

年会費も違います。埼玉県会の120,000円と、大阪府会・愛知県会・大分県会の84,000円。差は36,000円です。

どの会に入るかは、自分の都合で決められる部分ではありません。他県の数字をそのまま見積もりに使うと、大きく外れます。

初年度の年会費が月割りになる会

初年度については、月割りの扱いがある会もありました。東京都会は年会費が入会年度のみ月割り計算。計算式は「(入会月~3月までの月数)×月額基本会費」です。埼玉県会も、年度途中の入会は月割計算と記載しています。

上の総額表は年会費を満額で計算したものです。入会時期によっては、実際の初年度負担はこれより下がります。

毎年出ていくのは年会費だけ、10年で420,000円から

動かせないのは受験手数料15,000円と登録の60,000円、合わせて75,000円です。

費目別・支払う回数の一覧

費目・金額・支払う回数の表
費目 金額 支払う回数
受験手数料 15,000円 受験するたび(年1回)
事務指定講習 受講料 77,000円(税込) 実務経験が2年に満たない人が1回
登録免許税 30,000円 登録時に1回
登録手数料 30,000円 登録時に1回
都道府県会 入会金 30,000〜150,000円 入会時に1回
都道府県会 年会費 42,000〜120,000円 毎年
講座 受講料 44,400〜396,000円 受講したときだけ

その列で最も高い値最も低い値

10年続けると勤務等でも420,000円

この表で毎年出ていくのは年会費だけです。勤務等で42,000円。開業なら84,000円から120,000円です。

10年続ければ、勤務等でも420,000円。開業なら840,000円から1,200,000円です。取得までの総額より、こちらのほうが大きくなります。

動かせない75,000円と、経歴で決まる77,000円

動かせない費用は3つ。受験手数料15,000円。登録免許税30,000円と、登録手数料30,000円です。

実施団体も登録先も1つずつしかありません。登録まで進むなら、75,000円は確定と考えて構いません。

事務指定講習の77,000円は、少し性質が違います。金額の交渉ではなく、自分の経歴で決まる費用。人事・労務の仕事に2年以上ついている人には不要です。そうでない人には、まず必要になります。

会費は区分と会で決まる

都道府県会の入会金と年会費は、選べない費用のなかで最も大きい部分です。

開業で登録するか、勤務等で登録するか。東京都会なら、これで入会金が20,000円変わります。年会費の差は54,000円。大阪府会なら入会金が50,000円違います。

まず自分がどちらの区分になるかを決める。そのうえで、自分が入る会の公式ページを開く。この費目だけは、他県の数字を参考にしても意味がありません。

講座代9倍は「1年の遅れ」との交換

そして最も動くのが講座代。44,400円から396,000円まで、およそ9倍です。

試験は年に1回しか受けられません。2回目の受験手数料15,000円と、1年の遅れ。これを避けるためにいくら払うか、という判断になります。

割引は併用できない社がほとんどでした。該当するもののうち、最も下がる1つを選ぶ。そのあとで教育訓練給付の対象コースかどうかを見る順番ですね。

登録を急がないという選択

逆に言えば、登録を急がない手もあります。

事務指定講習の修了証に、有効期限はありません。連合会がそう明記しています。合格して講習まで済ませ、登録は社労士として動き出すときに。この順番なら、年会費が発生し始めるタイミングを自分でずらせます。

合格後の手続きに費用が集中する構造は、他の資格にもありました。簿記2級と宅建の比較でも同じ論点が出てきます。

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まとめ|受かるだけなら15,000円、名乗るなら147,000円から

  • 受験手数料は15,000円。実施は試験センターの1本で、価格差なし
  • 登録免許税30,000円+登録手数料30,000円は全国一律
  • 実務経験が2年に満たないなら、事務指定講習77,000円が別に要る
  • 都道府県会の入会金は30,000〜150,000円、年会費は42,000〜120,000円

試験に受かること自体は15,000円。ここで止めるなら出費はこれきりです。

その先が「社労士として名乗るための費用」です。実務経験2年以上で最も安い会に勤務等で登録するなら132,000円。事務指定講習が要って、最も高い会に開業で登録するなら371,000円。

資格を仕事に使う予定がまだ固まっていないなら、途中で止める手もあります。合格と事務指定講習の修了まで。登録は必要になったときに。修了証に有効期限がない以上、この順番でも損はしません。

8社と5会の価格表を全部開いて、出てきた結論が「自分がどの行かを先に決める」。我ながらどうかと思いますけど。

金額は2026年8月に見たもの。会費を改定した会があれば、そこから直していきます。

クレアールの割引前の金額が載っていない

開いて、無かった。書けるのはそこまでです。クレアールは割引前の金額が出ていません。

  • インターネット申込みの「オンライン申込決済手数料」と、郵送申込みの払込手数料・簡易書留料金。申込方法ページ・インターネット申込みページ・よくあるご質問のいずれにも金額の記載がなく、受験案内のPDFからも文字を取り出せませんでした。受験手数料の返金の可否も、該当する記載を見つけられていません。
  • 直近の受験者数・合格者数・合格率。合格発表のページには「発表資料につきましては、合格発表日以降に掲載いたします」とあり、第58回の数字は10月1日以降の掲載予定です。
  • スタディングの価格が税込か税抜か。価格・キャンペーンページに税の表記がなく、表には表示されている金額をそのまま載せています。
  • クレアールの通常価格と入学金の有無。載っていたのは「8月割引価格」「早期申込価格」だけで、割引前の金額がありませんでした。「50%OFF」という表示はありますが、元の金額が書かれていないため逆算は諦めました。
  • 受験資格の事前確認に手数料がかかるかどうか。ページには自己負担として通信料・切手代しか挙がっておらず、手数料の有無そのものの記載は見つけられませんでした。
  • 受験資格証明書(卒業証明書など)の発行にかかる実費。学校ごとに異なるため計上していません。
  • 他道府県会から異動する場合の入会金。東京都会は「事務局に問合せ」と記載されており、金額が公表されていません。
  • 登録後に必要になる研修の費用。連合会のサイトには倫理研修の項目がありますが、費用の記載を見つけられませんでした。

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