合格したあと、名乗るまでにいくらかかるのか
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受験料の話は、よく見ます。
受かった後の話は、あまり見ません。

東京都で行政書士になると、276,000円かかりました。
8つの資格の公式ページを2026年9月3日に確認した結果です。
この記事でわかること
- 合格後の初回費用は0円から276,000円まで開く
- 行政書士276,000円のうち200,000円は都の会の入会金。国に納めるのは30,000円
- 中小企業診断士は登録に手数料がないのに、要件を満たす実務補習が255,300円
- 社労士は入会月で初年度の会費が最大88,000円変わる
0円から276,000円まで開く【結論】
いちばん安いキャリアコンサルタントは17,000円。差は16倍以上でした。
8資格の初回費用
| 資格 | 初回費用 | 内訳の中心 |
|---|---|---|
| 行政書士(東京都) | 276,000円 | 会の入会金200,000円 |
| 中小企業診断士 | 255,300円 | 実務補習8日間×2回 |
| 社会保険労務士(東京都・開業) | 110,000円 | 入会金50,000円 |
| 宅地建物取引士(東京都) | 63,500円 | 資格登録手数料37,000円 |
| AFP(日本FP協会) | 22,000円 | 入会金10,000円+年会費12,000円 |
| 情報処理安全確保支援士 | 19,700円 | 登録免許税9,000円+手数料10,700円 |
| キャリアコンサルタント | 17,000円 | 登録免許税9,000円+手数料8,000円 |
| 日商簿記 | 記載なし | 登録制度の案内が公式に無い |
その列で最も高い値最も低い値
最上位と最下位で 16倍以上。
分かれ目は、国に払うか会に払うか
金額の大小は、国税の額では決まっていませんでした。
登録免許税は、どの資格も9,000円か30,000円。
それ以上にはなりません。
開くのは会費のほうでした。
行政書士の276,000円は、ほとんどが入会金
入会金が200,000円、国に納める登録免許税は30,000円だけです。
内訳を並べると偏りが分かる
東京都行政書士会の案内にある金額です。
| 項目 | 金額 | 払う先 |
|---|---|---|
| 入会金 | 200,000円 | 東京都行政書士会 |
| 登録免許税 | 30,000円 | 国(収入印紙) |
| 登録手数料 | 25,000円 | 日本行政書士会連合会 |
| 会費3か月分 | 18,000円 | 東京都行政書士会 |
| 政治連盟会費3か月分 | 3,000円 | 東京行政書士政治連盟 |
その列で最も高い値最も低い値
200,000円が入会金です。
国に納めるのは30,000円だけ。
連合会の25,000円を足しても55,000円です。
合計276,000円のうち、単位会に払うぶんが221,000円。
割合にすると8割です。
会費は年払いではなく、3か月ぶんを窓口で
ここも他の資格と違いました。
入会金とは別に、会費を3か月ぶん現金で持参します。
18,000円と3,000円。
政治連盟のほうは任意です。
公式にこう書かれています。
東政連は決してみなさまに加入を強制するものではありませんが、東政連の活動の成果は等しく全会員に及ぶ等の理由から、東京都行政書士会会員の全員加入を目指しています(現在、加入率約80%)
入らなければ273,000円になります。
中小企業診断士は、登録に手数料がない
お金がかかるのは手前で、実務補習8日間を2回受けると255,300円です。
手引きに金額が1つも出てこない
中小企業庁の新規登録申請の手引きを読みました。
必要書類は並んでいます。
手数料も登録免許税も、項目そのものがありません。
高いのは登録ではなく、その前の要件
登録には条件があります。
第二次試験合格日以降で以下1)または、2)の実務要件(15日以上)を満たすこと
15日以上。
実務補習で満たす場合の金額が、経済産業大臣登録実務補習機関の令和8年夏の実務補習の受講手数料にありました。
- 1回受講(8日間):127,300円(税込・テキスト所持)
- 2回受講(16日間):255,300円(税込)
5日間コースは廃止されています。
15日を満たすには8日間コースを2回。
登録は無料に見えて、入口で255,300円かかります。
社労士は、入会する月で初年度が変わる
3月入会なら初年度の会費は8,000円、4月なら96,000円です。
年会費が入会年度だけ月割り
東京都社会保険労務士会の記載です。
入会年度のみ月割りで納入 入会月から年度末までの会費=(入会月~3月までの月数)× 8,000円(開業)
年会費は96,000円。
開業会員の場合、月あたり8,000円です。
3月に入会すれば、初年度の会費は8,000円。
4月なら96,000円。
差は88,000円になります。
実務経験が2年に足りないと、さらに77,000円
登録には2年以上の実務経験が要ります。
足りない場合は事務指定講習です。
この講習の修了者は「2年以上の実務経験」と同等以上の経験を有するものと認められ
受講料は77,000円(税込)。
登録免許税30,000円と登録手数料30,000円、入会金50,000円で110,000円。
講習が要るなら187,000円になります。
宅建士には、登録免許税がなかった
東京都の案内にあるのは資格登録手数料37,000円と交付手数料4,500円。
東京都の案内に国税が出てこない
出てくるのは2つだけです。
- 資格登録手数料:37,000円(現金)
- 宅地建物取引士証 交付手数料:4,500円
収入印紙の話がありません。
確認した8資格のうち、登録免許税が無いのは宅建士だけでした。
合格から1年を過ぎると12,000円増える
条件が1つあります。
宅地建物取引士資格試験合格後1年を経過している方
1年を過ぎると法定講習が要ります。
受講経費は16,500円。
ただし、この16,500円の内訳がこうなっていました。
- テキスト代・受講料:12,000円
- 交付申請手数料:4,500円
交付手数料4,500円は、もともと払うものです。
実質の上乗せは12,000円でした。
実務経験が無いと、登録実務講習が先に要る
実務経験2年以上が無い場合です。
登録実務講習を修了してからでないと、登録に進めません。
受講料は機関ごとに違い、国土交通省の一覧には金額の記載がありません。
確認できた例はTACの22,000円(教材費・消費税込み)でした。
宅建を取るまでの総額を出した記事もあります。
合格後だけで63,500円から75,500円が乗ります。
登録制度そのものが無い試験もある
8つのうち2つがそうでした。
日商簿記と情報処理技術者試験
どちらも公式に登録の案内がありません。
あるのは証明書の発行です。
| 試験 | 合格後に案内されているもの |
|---|---|
| 日商簿記 | 合格証明書の発行(手数料は各地の商工会議所で異なる) |
| 情報処理技術者試験 | 合格証明書の交付(1通700円) |
同じIPAでも、支援士だけは登録が要る
例外がありました。
情報処理安全確保支援士試験合格者は、所定の登録手続きを行うことで、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者となることができます
登録免許税9,000円+登録手数料10,700円で19,700円。
国税+機関手数料という、行政書士や社労士と同じ形です。
【Q&A】読むときの前提
Q. どこの都道府県でも同じですか
違います。
行政書士会と社労士会の入会金・年会費は、都道府県ごとの会が決めています。
今回確認したのは東京都だけです。
登録免許税と連合会の登録手数料は全国共通でした。
Q. キャリアコンサルタントが安いのはなぜですか
入会金や年会費にあたるものが、登録制度に入っていないからです。
登録免許税9,000円と登録手数料8,000円で17,000円。
国家資格の名称独占としては、今回いちばん安く済みました。
Q. FPの費用は他と性質が違いますか
違います。
AFPもCFPも登録免許税がありません。
中身は日本FP協会の入会金と会費です。
AFPは入会金10,000円+年会費12,000円で22,000円。
CFPは新規登録料5,000円+年会費12,000円+CFP会費8,000円で25,000円です。
CFP研修料と宅建の登録実務講習の相場は取れていない
- 各資格の監督官庁・登録機関・単位会の公式ページで確認しました(2026年9月3日)
- 8資格だけです。税理士・司法書士・弁理士などは見ていません
- 行政書士会・社労士会の入会金と年会費は、東京都のみ確認しました
- 社労士の初年度年会費は入会月で決まるため、合計に含めていません
- 中小企業診断士の登録が「無料」と明記した公式の文言は見つかりませんでした。手引きに手数料の項目が無いことを確認したにとどまります
- 日商簿記の合格証明書の発行手数料は、各地の商工会議所で異なり全国共通の額がありません
- 宅建の登録実務講習の受講料は機関ごとに違い、確認できたのは1例だけです
- CFPエントリー研修の受講料は、公式ページに記載がありませんでした
まとめ|高いのは国税ではなく会費
- 合格後の初回費用は 0円から276,000円まで開く
- 行政書士の276,000円は、200,000円が東京都行政書士会の入会金。国に納めるのは30,000円
- 政治連盟は任意。入らなければ273,000円
- 中小企業診断士は登録に手数料も登録免許税も無いが、要件の15日を満たす実務補習が255,300円
- 社労士は年会費が入会年度だけ月割り。3月入会と4月入会で初年度が88,000円違う
- 実務経験が2年に足りないと、社労士は事務指定講習77,000円が加わる
- 宅建士には登録免許税が無い。 合格から1年を過ぎたときの実質の上乗せは12,000円
- 日商簿記と情報処理技術者試験には、登録制度の案内が公式に無い
受験料だけを見て決めると、後ろが見えません。
行政書士の受験料は10,400円。
登録すると276,000円です。
26倍。
受験料が動いた資格を18件並べた記事と合わせて見ると、どこにお金がかかるのかが逆転しているのが分かります。
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