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通信講座と通学スクールで、総額はどれだけ違うのか

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通信講座と通学スクールで、総額はどれだけ違うのかの要点をまとめた図

TAC宅建は、通信も通学も154,000円。
1円も違いませんでした。

調べる前は「通信が安いに決まっている」と思っていました。
半分外れです。
同じTACでも、簿記2級はWeb通信が27,000円安い。
資格の大原の簿記2級は、宅建と同じで同額。

対象は簿記2級と宅建。
スクールはTAC・資格の大原・LECの3校です。
選んだのは、同じコース名の中に通信と通学の両方がある講座だけ。
受講料を横に並べました。
通信専業も3社。
スタディング・フォーサイト・クレアールの金額は、後半で出します。

通信と通学の差額

資格の大原の宅建は、通学の価格が出てきませんでした。
スタディングは税込か税抜かの表記がなく、ここは「表記なし」としか書けません。
この2つは表の外です。

金額は2026年8月29日に各社の公式ページで見たものです。キャンペーンが切れれば動きます。
それ以外は全部、自分でページを開いて拾った数字。孫引きはありません。

この記事でわかること

  1. 同一コースの通信と通学の差額は0円〜27,000円だった
  2. TAC宅建は通信も通学も154,000円で同額だった
  3. 通学だけにかかる費用は確認した範囲で見つからなかった
  4. 通信専業は簿記2級19,800円・宅建29,800円から

同一コース8組の差額は0円〜27,000円

通信と通学を並べた8組の受講料

同じスクール、同じコース名。
受講メディアだけを切り替えた8組です。

スクール/講座・通信・通学・差額の表
スクール/講座 通信 通学 差額
TAC 簿記2級/2級ダイレクト合格本科生 Web通信講座 68,000円 教室講座 95,000円 27,000円(通学が高い)
TAC 簿記2級/2級合格本科生 Web通信・テキストあり 56,000円(通常59,000円) ビデオブース講座 80,000円(通常83,000円) 24,000円(通学が高い)
TAC 宅建/総合本科生 Web通信講座 154,000円 教室講座 154,000円 0円
TAC 宅建/総合本科生SPlus Web通信講座 198,000円 教室講座 198,000円 0円
資格の大原 簿記2級/2級合格コース Webライブ 88,800円 教室通学 88,800円 0円
資格の大原 簿記2級/2級合格コース Webライブ 88,800円 映像通学 82,200円 6,600円(通学が安い)
LEC 宅建/パーフェクト合格フルコース Web 143,000円 通学・Webフォロー付 159,500円 16,500円(通学が高い)
LEC 簿記/3・2級パーフェクトパック Web 69,300円 通学・Webフォロー付 74,800円 5,500円(通学が高い)

その列で最も高い値最も低い値

上の表は全部税込の額です。
TACは「教材費・消費税10%込み」。
資格の大原は「税込」。
どちらも各コースページに明記されています。
LECは税込・通常価格の列を採用しました。
確認日は2026年8月29日。

「通信が安い」が成立したのは8行中4行

並べてみました。
「通信は通学より安い」が成立しているのは、8行のうち4行だけですね。
ちょうど半分です。
差額0円が3行。
通学のほうが安い行が1行。
最後の1行は逆でした。
列を取り違えたかと思って、表を作り直しました。

差額の幅は0円から27,000円

TAC簿記2級のように、通信が27,000円安い講座はあります。
その一方で、TAC宅建と大原の簿記2級は完全に同額。
「通信だから安い」は、スクールと資格の組み合わせごとに見ないと成り立ちません。

通信が安いのはTAC簿記2級とLECの2講座

TAC 2級ダイレクト合格本科生は27,000円差

差額がはっきり出たのは、TACの簿記2級です。
初学者向けの2級ダイレクト合格本科生は、Web通信講座が68,000円。
教室講座は95,000円で、開きは27,000円(いずれも税込)。
95,000円のうちの27,000円。
受講料の3割近く。
通信か通学かの選択だけで動きます。

同じページのビデオブース講座(通学)も95,000円でした。
DVD通信講座は99,000円。
講義は全メディア共通で全52回。

TAC 2級合格本科生は24,000円差

3級修了者向けの2級合格本科生も同じ傾向。
Web通信(テキストあり)は56,000円。
ビデオブース講座(通学)は80,000円です。
差額は24,000円。
この2つはキャンペーン価格です。
通常価格はそれぞれ59,000円と83,000円。
通常価格同士で引いても同じ。
差は24,000円で変わりません。

なお、このコースに教室講座の設定はありません。
通学はビデオブースのみ。

LECは宅建16,500円差・簿記5,500円差

LECの2講座も、通信のほうが安い並びでした。
宅建のパーフェクト合格フルコースは、Web通信143,000円。
通学(Webフォロー付)は159,500円。
差は16,500円です。
簿記も同じ形。
3・2級パーフェクトパックはWeb通信69,300円。
通学(Webフォロー付)は74,800円。
差は5,500円です(いずれも税込・通常価格)。

LECの差額の正体はWebフォロー

ただし、LECの差額の中身は「教室代」ではありません。
通学クラスにはWebフォローやDVDフォローが付いています。
欠席時などに使えます。
その上乗せぶんが差額。

DVD区分でも同じでした。
通信DVD 85,800円に対し、通学(DVDフォロー)91,300円。
差額はやはり5,500円です。
宅建のビデオ通学Webは143,000円で、通信と同額。
値段が動くのは教室ではない。
付いてくるフォローのほうですね。

同額はTAC宅建154,000円と大原簿記2級88,800円

TAC宅建は割引後まで通学と通信が同額

同じTACでも、宅建は事情が違いました。
総合本科生は教室講座もWeb通信講座も154,000円。
総合本科生SPlusは、どちらも198,000円です。
差額は0円(いずれも教材費・消費税10%込み)。
ビデオブース講座もオンラインライブ通信講座も同額でした。

割引も共通でした。
受験経験者・宅建業従事者割引は総合本科生129,800円、SPlus170,500円。
再受講割引は同92,400円と121,000円。
通学と通信で分かれた金額は、1つもありません。

同じスクールなのに、簿記2級では27,000円の差が付き、宅建では1円も付かない。
価格差は会社の方針で一律に決まっているのではなく、講座ごとの設計です。

大原の簿記2級は88,800円で一致

資格の大原の簿記2級も同額型。
2級合格コースは教室通学88,800円、Webライブ88,800円。
完全に一致(いずれも税込)。
キャンペーン価格も同じ。
どちらも86,700円で揃っていました。
講義は全36回。
受講期間も同じでした。
通学・通信とも「お申込みの統一試験日まで」です。

大原のキャンペーン期間は2026年8月17日〜9月23日。過ぎれば通常価格に戻ります。

映像通学82,200円という逆転

さらに大原では逆転も起きています。
同じ2級合格コースの映像通学は82,200円。
録画を校舎で視聴する形式。
通信であるWebライブの88,800円より、6,600円安いです。
今回確認した3区分で最安。
通信ではなく通学の一種でした。

ただし教材内容にも微差があります。
映像通学はWeb模擬試験3回と模試プログラム3回。
教室通学は直前模擬試験6回。

表に混じっているキャンペーン価格

表のうち、TAC簿記2級と資格の大原にはキャンペーン価格が入っています。
申し込み時点では通常価格に戻っている可能性があります。
LECの価格表は「通常価格」「割引価格」「税込」「税抜」が横並び。
列を取り違えやすい作りです。
実際に払う額は早期割引・大学生割引・再受講割引でも動きます。
最終的な金額が出るのは申込画面です。

通学だけにかかる費用は、確認した範囲では見つからなかった

「通学は入学金を別で取られるのでは」

「受講料は同じでも、通学は入学金とか教室維持費が別で取られるんでしょ?」

そう思って探しました。
見つかりませんでした。
各社の申込ページまで開きました。
通学だけに課される費用はゼロ。

TACの入会金10,000円は通信でもかかる

TACには入会金10,000円(10%税込)があります。
対象は「0から始まる会員番号をお持ちでない方」。
宅建の価格表を開きました。
教室講座・ビデオブース講座・Web通信講座・オンラインライブ通信講座。
この4つすべてに、同じ10,000円が併記されています。
通信で申し込んでも必要な費用で、通学限定ではありません。
なお簿記検定講座は、単科申込を含めて入会金免除と明記されています。

大原の入学金6,000円も通学・通信共通

資格の大原の入学金6,000円(税込)も同じでした。
申込ページの文言はこうです。
「大原グループの講座(通学・通信)に初めてお申込みの方は、受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要です」。
通学と通信で金額差はありません。

LECは価格表に費目の記載なし

LECの価格表は違いました。
確認した範囲に、受講料以外の費目が載っていません。
あるのは別売オプションの「スリムポケット参考書」各550円の記載くらい。
ただし「入学金不要」と明示した公式記載までは見ていません。
なので、ここは空欄のままにしておきます。

追加費用が出たのは通信側

むしろ、通信側にだけ追加費用が出る例が見つかりました。
フォーサイトは受講料が「税込・送料別」。
教材の配送料は別枠です(デジタルプランのみ送料無料)。
逆にクレアールは「入学金、教材費、消費税、送料込み」。
表示価格以外の追加費用はありません。
通信だから追加費用がゼロ、というわけでもないんですね。

初回の支払い総額は94,800円と164,000円

総額の出し方は単純です。
受講料に、初回申込時の入学金・入会金を足すだけ。
資格の大原は+6,000円(税込)。
TACの宅建は+10,000円(10%税込)。
TACの簿記検定講座は免除で0円。
大原の簿記2級 教室通学なら、88,800円+6,000円で94,800円。
ただし秋得大キャンペーン(2026年8月17日〜9月23日)の期間中は、受講料86,700円で入学金も免除されます。
TACの宅建 総合本科生なら、154,000円+10,000円で164,000円。
いずれも税込・2026年8月時点の金額です。

講義回数は共通、違うのは受講期限とフォロー

宅建は45回と65回、全メディア同じ

価格を比べる前に、通信と通学で中身が変わらないのかも見ました。
講義回数は、同一コースなら完全に共通です。

TACの宅建は総合本科生が全45回。
SPlusは全65回。
教室講座・ビデオブース・Web通信・オンラインライブ。
どれにも同じ数字が並んでいます。

簿記も52回・44回・36回・58講で共通

TACの簿記は2級ダイレクト合格本科生が全52回。
2級合格本科生は全44回。
どちらも全メディア共通です。
大原の簿記2級合格コースは全36回。
LECの宅建パーフェクト合格フルコースは全58講で通学・通信共通。
「通信は講義が間引かれている」という心配は、これらのコースについては要りません。

受講期限は講座ごとにバラバラ

違いが出るのは受講期限のほうです。
TACの簿記2級合格本科生は、Web通信が「受講期間 約6ヵ月」。
ビデオブース(通学)は「お申込み後随時〜目標月末日まで」。
表記そのものが違います。
Web通信の配信期限は「目標検定試験が属する月の翌月末日まで」です。

一方、TACの宅建SPlusは通学・通信で共通。
2025年11月〜2026年10月31日です。
大原の簿記2級合格コースも「お申込みの統一試験日まで」で共通です。
ここも一律ではありません。

もうひとつの違いがフォローで、LECの差額の正体はこれでした。
差額を見つけたら、それが何のぶんなのかを講座ページで見てください。

通信専業は簿記2級19,800円・宅建29,800円から

通信専業9コースの受講料

通学の設定を持たないスクールまで広げると、金額の桁が変わります。

資格・スクール/コース・受講料・税表記の表
資格 スクール/コース 受講料 税表記
簿記2級 スタディング 簿記2級合格コース 19,800円 税込/税抜の表記なし
簿記2級 フォーサイト 簿記2級スピード合格講座(単科) 31,800円 税込・送料別
簿記2級 資格の大原 パススル簿記(2級)※Web通信専用 34,100円 税込
簿記2級 フォーサイト バリューセット1(3級+2級+2級過去問解き方講座) 37,800円 税込・送料別
簿記2級 クレアール 簿記2級パック 一般53,000円/8月限定38,690円 税込(入学金・教材費・送料込み)
宅建 スタディング 宅建士合格コース 29,800円 税込/税抜の表記なし
宅建 資格の大原 パススル宅建士 ※Web通信専用 42,000円 税込(別途 初回のみ入学金6,000円)
宅建 フォーサイト 宅建 バリューセット3 69,800円(DVDオプション付78,800円) 税込・送料別
宅建 クレアール 宅建 完全合格セーフティコース 一般74,800円/特別割引71,060円 税込(入学金・教材費・送料込み)

その列で最も高い値最も低い値

いずれも2026年8月時点の公式ページで確認した金額。
税表記が無いのはスタディング。
簿記2級・宅建士のどちらのページにも、税込か税抜かの表記が見当たりません。

大手通学校の2分の1から5分の1

宅建で講座による価格の端と端を比べました。
スタディングの29,800円に対し、TACの総合本科生SPlusは198,000円。
約6.6倍の開きです。
簿記2級も同じです。
スタディングは19,800円。
大原・TACの通学は80,000円〜95,000円台。
通信専業の料金は、おおまかに大手通学校の2分の1から5分の1でした。
講座を買わない選択もあります。
かかるテキスト代は13資格ぶんを1冊ずつ積み上げました

34,100円のパススルは約30時間の短縮講座

ただし、この差を「同じものが安く買える」と読むのは危険です。
資格の大原のパススル簿記(2級)は34,100円。
同じ大原の2級合格コースは88,800円。
54,700円安いです。
ところがパススルは、映像講義 約30時間・提供期間5ヵ月の短縮講座。
全36回の合格コースとは、カリキュラム量が違います。
安さの一部は内容の圧縮ぶんですね。
パススル宅建士42,000円も同じです。
講座全体32時間、1コマ5分の構成。

講義時間は30.5時間と約60時間で倍違う

通信専業の中でも、講義量には幅があります。
スタディングの簿記2級合格コースは動画講義 合計約30.5時間。
クレアールの簿記2級パックは約60時間(インプット113単元)。
「何時間ぶんの講義にいくら払うのか」で見ると、順位の意味は変わります。
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総額を出すときの5手順

手順1. 同じコース名の中で通信と通学を並べる

同じTACでも簿記2級は27,000円差、宅建は0円差でした。
スクール単位ではなく、講座単位で見ます。

手順2. 入学金・入会金を足す

大原は+6,000円(税込)。
TACの宅建は+10,000円(10%税込)。
TACの簿記検定講座は0円。
いずれも通信でも必要な費用です。
対象講座なら、ここから給付金で戻ってくる分を引いた額が実際の負担額。
戻る額のほうは区分ごとに全部計算しました

手順3. 税表記と送料を確認する

フォーサイトは「税込・送料別」。
クレアールは送料込み。
スタディングは税表記なし。
扱いがそろっていません。

手順4. キャンペーン価格か通常価格かを見る

表示価格が期間限定なら、申し込みのタイミングで金額が変わります。

手順5. 講義回数・時間と受講期限を合わせて見る

同一コースなら回数は共通。
ただし短縮講座は別物です。

大原の宅建通学の受講料が出せていない

公式ページだけを情報源にした結果、埋められなかった穴も残りました。

  • 資格の大原の宅建士合格コース(教室通学・映像通学・Webライブ)の現行受講料。コース一覧・コース検索に載っていたのはWeb通信の3コースだけで、通学の価格を確認できませんでした。2026年10月試験向けは募集終了、2027年目標は未掲載とみられます。検索経由で校舎ニュースに「教室通学123,500円(税込)」を示す情報も出ました。ただし当該URLが404。本文を確認できず、不採用としました。
  • LECの簿記2級「単独」コースで通学と通信を並べた現行価格表。公式に確認できたのは3級・2級パーフェクトパック(2025年度検定向け)のみです。表の69,300円/74,800円はこのパックの価格で、2級単独の価格ではありません。
  • スタディングの価格が税込か税抜か。簿記2級・宅建士のいずれのページにも税表記が見当たりませんでした。
  • 資格の大原の簿記2級に、Webライブ(生配信)ではない録画型のWeb通信コースがあるか。コース検索上、通信区分として出てくるのはWebライブのみでした。
  • LECに入学金が存在するかどうか。価格表に費目がないだけで、「入学金不要」と明記した公式記載は確認できていません。
  • 「教室維持費」「施設費」という名目の費用。TAC・大原・LECのどの確認ページにも記載はありませんでしたが、無いと書いてある記載も見ていません。
  • 資格の大原の通信講座で送料が別途必要か。ゆうパック配送とだけ記載され、送料負担の明記はありませんでした。

金額はいずれも2026年8月29日時点の各社公式ページによるものです。
価格改定やキャンペーン終了で、表の数字はいずれ動きます。

まとめ|差額は0円〜27,000円、講座ごとに見るしかない

  • 同一スクール・同一コースの差額は0円〜27,000円(すべて税込・2026年8月時点)
  • TAC簿記2級は通信が27,000円安く、TAC宅建と大原の簿記2級は0円差
  • 入学金・入会金は通信でも必要。通学だけにかかる費用は見つからなかった
  • 通信専業は大手通学校の2分の1〜5分の1、ただし講義時間も圧縮されている

差額が出るかどうかは、スクールの方針ではなく講座ごとの設計です。
同じTACでも簿記2級は27,000円差、宅建は1円も違いません。
だからスクール名で選ぶのは、やめていいと思います。

入学金・入会金のほうは、通信でも同じだけ取られました。
大原は6,000円。
TACの宅建は10,000円。
「通学は別に金がかかる」を疑って探して、空振りだった部分です。

調べる前は通信が安いに決まっていると思っていました。
半分外れ。
同じ会社なのに、講座によって値段の付け方が違う。
これが今回いちばんの発見でした。

金額は2026年8月29日に見たものなので、そのうち古くなります。
同じコースで別の額を見た方がいたら、その1行だけ直します。
差額の欄は、まだ動く前提の数字です。

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